LipoTEST_Webinar_120531

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それではこれから、ペットの脂質代謝詳細解析サービス LipoTESTのご案内をさせて頂きます。

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あなたが飼っている大切なワンちゃん、ネコちゃんに、このスライドのような症状や検査結果は出ていませんか? 肥満、減量用フードしか与えていないのに痩せない、よく吐く・よk下痢をする、 急に前眼房が白く濁った、原因不明の全般発作・失神を繰り返す、 総コレステロールが高い、中性脂肪が高い、血糖値が高い、 超音波検査で胆泥がたまっている、レントゲン検査で肝臓や脾臓が腫大している これらに該当する場合は、脂質代謝に異常がおこっている可能性があります。

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それでは、脂質とは何でしょうか? 脂質は生命活動に必要な成分で、血液中に含まれています。 脂質には様々な種類がありますが、特に重要なものとして、コレステロールと中性脂肪があげられます。 コレステロールは細胞膜やホルモンの材料として、中性脂肪はエネルギー源として、重要な役割を果たしています。 これらの脂質成分は、食事より摂取されたもの、体内で合成・再利用されたものなど、由来は様々です。 このため、脂質代謝に異常がある場合は、食事の制限だけではコントロールに限界があります。

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脂質であるコレステロールや中性脂肪は、いわゆる「油」ですので、血液のような水分に溶けにくい状態です。 そこで、図のような「リポタンパク質」という親水性のカプセルに入った状態で、脂質は血液の中を運ばれていきます。 このリポタンパク質は、大きく4種類に分類されます。 コレステロールや中性脂肪の成分のバランスによって密度や大きさが異なり、種類によって役割も異なります。

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リポタンパク質の種類を詳しくみてみましょう。 密度が小さく、大きさが大きい方から順番に、カイロミクロン、VLDL、LDL、HDLと呼ばれています。 カイロミクロンは食事成分に由来し、小腸から肝臓へ主に中性脂肪を運びます。 肝臓では脂質の再構成が行われ、VLDLの状態となり、血液中へ分泌されます。VLDLも中性脂肪を多く含んでいます。 肝臓から分泌されたVLDLは血液中で代謝され、LDLとなります。LDLは末梢の細胞や組織にコレステロールを配る役目をします。 一方、血液中のHDLは末梢の細胞や組織で余ったコレステロールを回収する役割を果たします。 いずれも重要な役割を果たしますが、LDLコレステロール値が高すぎると、動脈硬化や心筋梗塞・脳卒中を引き起こすため「悪玉」と呼ばれており、 逆にHDLが高いとこれら疾患にかかりにいことから「善玉」と呼ばれています。

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ヒトと同様に動物も、血液中のコレステロールや中性脂肪の量が異常に増加するなど、リポタンパク質のバランスが崩れ、脂質代謝異常を起こすことがあります。脂質代謝異常がおこっている場合、その背景には糖尿病や肝疾患、肥満、ホルモン異常等様々な病気が潜んでいる可能性があります。 脂質代謝異常は、その背景に潜む様々な病気の、氷山の一角といえます。

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脂質代謝異常はどのように発見すればよいのでしょうか? 診断のためには血液検査が用いられてきましたが、従来の動物用検査では、コレステロールと中性脂肪の「総量」しか評価できませんでした。 私達が新しく開発した検査「LipoTEST」では、動物でもヒトと同様に詳細な脂質代謝の状態を調べることができます。 LipoTESTでは、総量だけでなく、リポタンパク質4種類それぞれに含まれるコレステロールと中性脂肪を分析でき、脂質の「バランス」を明らかにできます。 例えば、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの量や比率などがわかります。 このように脂質代謝の詳細を把握することで、的確な治療に結びつけていくことができるようになりました。

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LipoTESTの検査結果により、イヌ・ネコの脂質代謝異常は4種類のパターンに大きく分けられ、 パターンに応じて最適な治療や改善を選択することができます。 結果は、数値だけでなくグラフでも出てくるので、飼い主の皆様にも結果がわかりやすくなっております。 赤いラインがコレステロール、青いラインが中性脂肪を表しています。 それでは4つのパターンをみてみましょう。 パターン1は、LDL増加型です。 健康なイヌ・ネコの血液中にはほとんど存在しない悪玉コレステロールが、増加している状態です。 肥満や甲状腺機能低下症、胆泥症等の疾患が疑われます。 パターン2は、インスリン抵抗性型です。 VLDL-TGの増加が特徴的で、糖尿病における脂質代謝異常の典型的なパターンです。 その他、膵炎や脂肪肝の疑いもあります。

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パターン3は、複合型です。 パターン1、2で増加していたLDLコレステロールと、VLDL-TGの両方とも増加したパターンです。 疾患としては、クッシング症候群、糖尿病、膵炎、胆泥症、脂肪肝が疑われます。 パターン4は、複合逆転型です。 パターン3の複合型に加え、悪玉のLDLコレステロールが、善玉のHDLコレステロールより高値となっているパターンです。 疾患としては、クッシング症候群、甲状腺機能低下症、糖尿病、脂肪肝、膵炎、胆泥症 等が疑われます。

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続いて、LipoTESTの検査結果をもとに治療を行い、脂質代謝異常が改善した事例をみてみましょう。 症例1は、閉塞性動脈硬化症のイヌの症例です。 治療前はLipoTESTにより、パターン1:LDL増加型の脂質代謝異常であることが判明しました。 脂質代謝改善薬と甲状腺ホルモン製剤の投与後、96日目の再検査では、悪玉のLDLコレステロール値が標準範囲に低下し、 健常な脂質代謝のパターンに改善しました。

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症例2は、糖尿病のネコの症例です。 治療前はLipoTESTにより、パターン2:インスリン抵抗性型の脂質代謝異常であることが判明しました。 脂質代謝改善薬の投与や血糖コントロールの結果、60日後の再検査では、VLDL-中性脂肪値が標準範囲まで低下し、 健常な脂質代謝のパターンに改善しました。 このように、LipoTESTにより脂質代謝異常のパターンを把握し、適切な治療を行うことで、 脂質代謝が正常に改善し、一般症状も回復した症例が多数ございます。

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この表は、検査対象となる疾患と、推奨検査、治療・投薬例をまとめたものです。 いずれの疾患にもLipoTESTは有用ですが、この結果だけではなく、疾患ごとに他の検査結果や一般症状を踏まえ総合的に診断することにより、 より有効な治療を行うことが可能です。詳しくは、かかりつけの獣医師様とご相談下さい。

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LipoTESTに関するさらに詳しい情報は、Webサイトでご覧頂くことが可能です。 LipoTESTは、スペクトラムラボジャパン株式会社が提供し、株式会社スカイライト・バイオテックが解析を行っております。 ご覧頂き、ありがとうございました。

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